【MORAKNIVモーラナイフ】GARBERG GRAND (S) / ガーバーグ グランド (S)

全てがBIGになった最強のブッシュクラフトナイフ
世界中で愛されるスウェーデン王室御用達のナイフブランド
スウェーデン中部のモーラ地方で生まれた「モーラナイフ」は、130年以上の歴史を誇るナイフブランド。その品質はスウェーデンを代表する企業のみに与えられる王室御用達の認定を受けています。スウェーデン鋼による切れ味鋭いブレードや握りやすいグリップなど、良質な素材と高い技術力によって高品質なものづくりを実現する一方、機械化による大量生産を行うことで、リーズナブルな価格帯での販売を可能とし、スウェーデン国内のみならず、世界中で広く活用されています。アウトドア用以外にも、DIYなどのクラフト向けのナイフやウッドカービング用、キッチン用など、あらゆる用途に適したナイフを幅広く取り揃えています。

強靭な「ガーバーグ」を超えた「ガーバーグ グランド」
モーラナイフのアウトドアナイフの中でも最強との呼び声も高い、大人気フルタングナイフ「ガーバーグ」。あらゆる過酷な環境下に対応するパワフルなナイフとして愛されるガーバーグが、従来のデザインやフルタング構造を引き継ぎながら、より多くの鋼材、より強靭な構造、より高い性能を備え、全てが『グランド』になって進化を遂げました。さらに長いブレードになったことで、小径木の伐採なども容易になったガーバーグ グランドは、より様々な作業に対応。過酷な自然の中で1本のナイフに全てを託すならー 「ガーバーグ グランド」は間違いなくあなたの最強の相棒となるはずです。
※画像上：ガーバーグ (S)、画像下：ガーバーグ グランド (S)

長いフルタングブレードを備えた堅牢なブッシュクラフトナイフ
従来のガーバーグよりも約33mm長い、大型のブレードを採用したグランド。鋼材がグリップエンドまで通っているフルタングブレードで、非常に高い強度と絶妙なバランスを可能にしました。こだわりの製法で、モーラナイフの自社工場にて生産された高品質なステンレススチールのブレードは、手入れがしやすく刃持ちも良いスウェーデン Alleima(旧Sandvik)製のステンレス鋼を使用。この鋼は80%以上がリサイクルされたスウェーデン鋼からなる合金で作られています。リサイクル合金の割合は年々増加し、現在では合金が鋼の約80～90％を占めています。

「バトニング」から「着火」まで
3.2mmと厚みのあるブレードで、バトニング（ナイフで薪を割る技術）やチョッピング（ナイフを木に叩きつけて切り込みを入れる技術）に威力を発揮するほか、グリップエンド側から叩き込めば、太い枝や小径木の切断なども可能です。切れ味とコントロールを両立するスカンジナビアングラインドに形成された刃は、木を削るのに適しており、本体の重量を利用しながらあまり力を入れずにフェザースティックなどを作る事が出来ます。また、ブレードのスパイン(背)とグリップエンドに出ている金属部分はエッジ加工が施され、ファイヤースターターでの着火が可能です。『バトニング→フェザーリング→着火』までの一連の流れを、この1本でパワフルにこなす事のできる堅牢かつしなやかなモデルとなっています。

※調理で使用することに問題はありませんが、比較的ブレードが厚いモデルですので、スライスのような繊細な作業は難しくなります。食材に刃を入れると、切るものによってぱっくりと割れる場合があります。

さらに使いやすくなった ロングブレード
▼ バトニング (薪などを小割りにする作業)
従来のガーバーグより長くなったブレードで、より大きな丸太などのバトニングも可能に。大きくない木材を小割りにする際にも、ブレード先端部分の飛び出す面積が多く、最後までスムーズに安定して叩くことが可能。
▼ フェザリング
ブレードが長い分、より長くストロークをとることができ、一度に削れる範囲が増加。フェザリングもより快適に。
▼ チョッピング
鋼材の量が増えることで重みも増し、重心が従来のガーバーグより刃に寄ったことによりナイフを振った際に先端に加わる力が強くなり、一振りがより強力な一打となります。
▼ 着火
ナイフの重みで、過剰に力を入れることなくファイヤースターターに重みが伝わり、より力強い火花が生まれます。

長さと重みが加わったことで、取り回しづらいイメージがあるロングブレードナイフですが、実際には利点がたくさん。フルタングでスカンジグラインドのブレードはバランスも良く、長いブレードでもコントロールしやすい。また、ナイフの重みを利用することで、余計な力が必要ないため、万人に使いやすいナイフと言えます。

寒い土地の北欧ならではのハンドルデザイン
長いブレードを支えるダークブラウンのハンドルは、人間工学に基づいたバレル (樽) 型のデザイン。重みのあるナイフでも握りやすく、フィンガーガード付きで滑りにくい形状です。また、フルタングナイフに多く見られる、ブレードを木材などで挟み込むようなタイプではなく、全体をポリマーで覆ったデザインを採用しています。これは過酷な冬の時期が長い北欧で、冷たくなったブレードの金属が手のひらに触れないように設計された北欧ならではの知恵が生かされています。

使い込むほどに味が出る高耐久のレザーシース
無骨かつ上質な雰囲気を漂わせた非常に厚みのあるブラウンのレザーシースには、ヨーロッパ産のベジタブルタンニングレザーを使用。ナイフをしっかりと安全に固定できるように、シース内部にはカイデックスを使用したロックシステムを備えています。ハードに、永く使うことを想定した耐久性の高いデザインで、経年変化を楽しみながら使いたい逸品です。実用的でしっかりとしたベルトループ付き。

ALLEIMAの高品質なリサイクルステンレス鋼
「リサイクルステンレス鋼」と言うと、切れるの？あまり良くないんじゃない？と思いがちですが、答えはNOです。Alleimaが提供するリサイクルステンレス鋼はヴァージン・スチールにも引けをとらない高品質な素材です。モーラナイフの刃持ちの良さには、Alleima鋼材の重要な特性が挙げられます。

① 金属元素組成（C、Cr、Mo）の絶妙なバランス
・適切な炭素（カーボン）の％…熱処理後の強度、硬さを決定する
・クロムとモリブデン…耐食性を向上させる
・ロットごとの成分ばらつきを低減…Alleima（焼なまし材）→ナイフメーカーでの加工・熱処理（焼入れ・焼もどし）後の品質のばらつきを抑える

② 不純物の少なさ
鋼材内に含まれる鉛、水銀、カドミウムなどの不純物が腐食や割れを引き起こす原因。始めにリサイクル鋼を溶解する段階で不純物を除去することで、高品質を保ったまま耐食性の高い鋼になる

③ 微細なミクロ組織
鋼材内の微細な炭化物粒子を均一に分散することで、硬さと靭性を備えた、欠けづらくかつ研ぎやすい、刃持ちの良いステンレス鋼になる

モーラナイフの全てのステンレス鋼のナイフで、プロダクトに関係なくAlleima社のこれらの高度な技術を採用。そこにモーラナイフが独自に加工・製造を加え、他のナイフメーカーの鋼材と比較しても、出すことが難しい切れ味や耐食性を実現しており、他の追随を許しません。また、自社の工場で大量生産をすることにより、その高度な技術を良心的な価格で提供。世界で最も信頼され、手に取られているナイフとなっています。

環境に配慮したリサイクル材
今日ではヴァージン・スチールのみを使用し製造をしている鉄鋼メーカーはごく稀で、世界中にあるステンレス製品の大半がリサイクル合金を使用しています。リサイクル素材を用いることで二酸化炭素排出量を削減したり、製品の加工にグリーンエネルギーを用いるなど、持続可能な社会への貢献を可能にしています。

モーラの精神を象徴する究極のナイフ
ガーバーグは「力強さ・耐久力・自然との調和」を象徴する、スウェーデン・モーラ近郊にある「ガーバーグ牧草地 (Garberg fäbod) に由来しています。モーラナイフを代表するナイフとして、その精神を継承しながら、これからもガーバーグは進化を遂げていきます。